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ロンビエン橋

政治と文化の中心地
「ハノイ」Ha Noi

ハノイの歴史は古く、7世紀には中国・唐の影響を受け南方支配の拠点となりました。そのためハノイ市内や近郊には、歴史ある仏教寺院や儒教の教育施設跡があります。また、その後のフランス統治時代の影響も、建物やフランスパンを食べる習慣として残っています。他にも水上人形劇や、今はコンビニでも売られている麺‘フォー’の本場であること、また世界自然遺産のハロン湾や山岳民族が住むサパへの入口であることなど、ハノイは自然と文化を感じる旅への入口となる都市です。

主な観光地
	文廟孔子を祀るため1070年に建立された歴史ある施設。大学としても使われ、科挙試験の優秀者の石碑、孔子像などがあります。長く中国・儒教の影響を受けてきたことが偲ばれます。
	ホーチミン廟ベトナム革命・戦争を指導したベトナムの英雄、ホー・チ・ミンを祀る場所。ハスの花をかたどった大理石の造りの中に、ガラスケースに入った遺体が安置されています。地元の方もいまだに多く訪れています。
	ホアンキエム湖ハノイ中心部にあり地元の人々の憩いの場となっています。湖上には中国支配と戦った英雄チャン・フン・ダオを祀る玉山祠（ぎょくさんじ）があって、お参りする人や地元カップルのデートスポットにもなっています。その後同じく中国支配から解放した勇者を助けたといわれる大亀の伝説があり、実際に近年になって2mを超える大ガメが捕獲されています。
	水上人形劇場水面をステージとして行われる1000年以上の歴史がある古来伝統の人形劇です。他の都市にも劇場がありますが、本場はここハノイと言えます。1日数回上演がありますが人気が高く、予約がとりにくい時もあります。
	ハロン湾（ハノイ郊外）湾内に2000を超える奇岩が次々現れる、ベトナムきっての景勝地です。1994年にユネスコ世界遺産に登録されています。湾内をクルーズ船で回る日帰り観光が定番ですが、ハノイから片道3時間かかることもあり、やや忙しい内容。最近では、特徴のある帆船や豪華なクルーズ船の宿泊する1泊2日のツアーも人気が出てきています。
	サパ（ハノイ郊外）サパは中国国境に近い山奥にある地域です。フランス統治時代に避暑地として知られるようになり、山村には少数民族が切り開いた美しい田園風景が広がっています。その中をトレッキングしたり、週末に市場にあらわれる藍染めの民族衣装をまとった少数民族の人々の中で買い物をするなどの楽しみがあります。ベトナム最高峰ファンシーパン（3143m）へ登山基地にもなっています。

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